第5回全国森林ノミクスサミットin山形

山形県は豊かな森林資源を森のエネルギー、森の恵みとして活かしていく
「山形森林ノミクス宣言」を宣言、
更にこの取り組みを県民総参加で進めるため、通称「森林ノミクス推進条例」を制定しています。

地方創生の要となる森林ノミクスの取り組みを全国に発信し、
林業の振興と地域活性化に結び付けていく第5回全国森林ノミクスサミットin山形が
2019年11月29日に開催され、林業・木材産業・建築関係者等およそ300人が参加しました。

主催者の吉村知事は
「今年度から導入された森林経営管理制度を活用し、
市町村や林業関係団体との協力のもと森林資源の循環利用を一層推進することにより、
森林ノミクスを加速していきたい。
このサミットが林業の成長産業化と豊かな森林資源を活用した地域づくりに結びつくことに期待します。」
と挨拶。

当日は(独)農林漁業信用基金理事長・元林野庁長官の今井敏氏による
「これからの林業とそれを支える人材の育成について」と題した講演や、
「若者と女性の活躍できるこれからの林業とは」と題したトークセッションが行われ、
林業の未来には後継者となる人材育成が欠かせないこと等が話し合われました。

山形県では平成28年度から県立農林大学校に、
農業と林業の2部門がある専修学校としては東北初となる林業経営学科を開設するなど、
県土面積の72%を占める森林を資源と捉え、より一層この森林ノミクスを推進していく予定です。