12月6日(木)

久しぶりに山形美術館で公務。
今日から「寄贈50周年長谷川コレクション展」が始まりました。
山形美術館はピカソやルオー、シャガールなどの西洋美術の名品があることで知られていますが、実は日本美術の名品も見られるところなんですよ。
今回の長谷川コレクションは必見です!!
まず、千利休が作った茶杓がありました。
東北でもここだけだろうと大学の先生がおっしゃっていましたよ。
茶道を習っている方に是非ご覧いただきたいな。


      ( 千利休 茶杓 写真は図禄より )

それから、板谷波山作の硯屏(硯 ( すずり ) のそばに立てる小さなついたて)も藍色でそれは美しい逸品です。
書道に励まれている方にも喜んでいただけると思います。


    ( 板谷波山 ≪ 祥桃瑞竹葆光彩磁硯屏 ≫ 写真は図禄より )

また、一休の直筆や松尾芭蕉の直筆が見られるのも魅力です。
正岡子規がきれいで整った字を書くというのも初めて知りました。
横山崋山の紅花屏風や川合玉堂の日本画も素晴らしい。
与謝蕪村の「奥の細道図屏風」には、芭蕉が記した日記の全文が書かれているんですよ!!
県民の皆さん、寒い中ではありますが、心豊かなひとときを山形美術館で是非お過ごしになっては如何でしょうか?


       ( 横山崋山 紅花屏風 山形県指定有形文化財 写真は図禄より )