8月15日(水)

本日川西町フレンドリープラザにて故井上ひさし氏に県民栄誉賞を贈呈しました。井上氏は川西町出身の日本を代表する作家で、この日も戯曲「父と暮せば」のこまつ座公演、アフタートークなどがあり、ご遺族のご希望でその場で贈呈式と相なった次第です。
会場で公演を見せていただきましたが、お隣の女性がなんと井上氏の幼な馴染みだったんですヨ。
川西町駅前で幼少の頃、「遊びに遊んだ」とおっしゃっていました。
「どんな遊びをしたんですか?」と聞いたら、「かくれんぼ。よその敷地まで入っていってかくれんぼしたりネ。とにかく遊びまくった。あんなに偉くなるとは思わなかった」となつかしそうに話してくださいました。
井上ひさし氏の幼少時代が思い浮かんで、ほほえましい気持になりました。
大作家も小さい頃は、私たちと同じように、子ども同士で駆け回っていたんですネ。
「ひょっこりひょうたん島」や「吉里吉里人」など沢山の名作をのこしてくれた井上氏は本県の誇りです。
ユリ夫人がお礼の挨拶をしてくださいましたが、「晩年は川西で暮らしてもいいな」とおっしゃっていたそうです。
折しも今日はお盆です。井上ひさし先生はおそらく故郷の川西町へいらしていて、ファンの皆様の目前で行われた県民栄誉賞贈呈式をニコニコと見守ってくださっていたのではないでしょうか。