3月18日(日)

今日は庄内で公務。
青空に映える朝日山脈の美しさに感動しながら、庄内に入ると、そこでは「出羽富士」と称される名山鳥海山が美しい姿で迎えてくれました。
山形県には高貴な感じの山々があります。
早春の白い山々の美しさといったら、心がゆり動かされるほど。
ああ、こんなに美しい景色を見られるなんて幸せだなあ。

公務は庄内町で、余目酒田道路の開通式。
17kmが本日で全て開通となりました。
総額549億円のうち24%の126億円を県が供出したんですよ。
山形県にとって横軸となる重要な道路。
住民の皆さんも大変喜んでくれました。
オープニングの飛龍太鼓も、とっても元気溢れるものでした。

公務の帰途、北楯神社に立ち寄ってきました。
道の駅「風車市場」の道路向かいを登った場所です。
ここには北館大学助利長公がまつられています。
長谷堂城の合戦の後、庄内は上杉に代わって最上が治めることになりました。
1601年に最上義光公の家臣だった北館大学助利長公が狩川城主として赴任。
当時地域は見渡す限り荒野で、人々の生活は困難を極めていました。
そこで利長公は、なんとか水を引き、田んぼにして人々の暮らしを豊かにしたいと思いました。
それから10年の歳月をかけて、月山を水源とする立谷沢川からの引水を考え、1612年に着工。
工事は難工事であったそうですが、ついに完成して「北楯大堰」と呼ばれるようになりました。
こうして、石高はこれまでの9倍になったそうです。
実り豊かな庄内平野の礎を築いた偉人だったんですね!!
400年を超えて庄内平野を潤し続ける北楯大堰。
偉大な先人がいたことを、感謝を込めながら、伝えていきたいですネ。