9月21日(土)

私用で蔵王に行った帰りに、半郷の松尾山神社に立ち寄る。
室町時代に建立されたらしい建物がひっそりと迎えてくれた。


御神木と目される大カツラの木も神々しい。
石造りの道や、雅かな石橋など、なんとも日本的だ。


ここで偉大なる斎藤茂吉翁が歌を詠まれています。
「あしひきの山の池なる白き鯉 われの心はけふは和ぎなむ」

池には鯉が泳いでいて、白い鯉も確かに一匹おりましたよ。
白い鯉はきっと茂吉翁自身の投影でしょう。
ゆうゆうと池の中を泳いでいて、心もゆったりしている。

誰にも会わなかったくらい静けさに包まれたところです。
春に訪れた時は、カタクリの花が咲いていたっけ。
近くには川も流れていて、山菜も出ていました。
私の好きなスポットのひとつです。