3月11日(水)

9年前の今日、東日本大震災が発災した。
雪がちらつく寒い日だったと記憶している。
千年に一度ともいわれる大災害に原発事故までが重なって、
2万人もの大切な命が犠牲となった。
最愛の家族を失った方々の苦しみ、悲しみは今も続く。
大切な人が一瞬のうちにいなくなってしまったのだから、一生
その人への想いは消えないのではないだろうか・・・。

山形県は当日、53万戸が停電し、観光客はピタッと途絶えた。
そんな中、応援県として決断し、ピーク時は1万3千人の避難
者の方々を受け入れた。
被災地のガレキの山の映像を見て絶句し、最も早く、最も多く
受け入れた。
東北の一員として被災地の復興と被災者の皆さんが一日も
早く平穏な生活を取り戻されることを願い続けている。

新型コロナウィルス感染症が国内外で猛威をふるっており、
さまざまなイベントが中止されている。
そういう中ではあるが、県としてなんとしても追悼の思いを表したい
と考え、キャンドルの点灯だけは実行してもらった。

午後2時46分には県庁全体で職員が黙とうを捧げた。
私たちはこの大災害を決して忘れてはならない。
追悼の想いを形にすることを継続し、将来の世代にも
語り伝えていくことが責務だと考えています。