7月1日(木)

皆さん、知ってましたか~?
山形県の県花は「紅花(べにばな)」です。
ちょうどこの時期に咲くんですよ~。
咲き始めの紅花を天童の方々からいただきました。

「さくらんぼ」の時期には「さくらんぼ」の名刺、「紅花」の時期には
「紅花」の名刺でご挨拶しているのよ(^_^)

表面は芭蕉の各句「まゆはきを俤(おもかげ)にして紅粉(べに)の花」。
裏面には紅花の説明を入れてあるのよ。
エジプト原産で、アメンホテップ1世の遺体に添えられていたのが、
この紅花で、絹とともにシルクロードを通って中国や日本に伝わった
らしいわ。
韓国ソウルの民族博物館を昔々訪れた時にも紅花染めが
展示してあったわよ。
中国や朝鮮から日本に伝わり、江戸時代には山形県(当時は
出羽の国)の紅花が良質だということで沢山生産されたらしいの、
そして紅餅にして最上川を舟で運ばれ、酒田から大阪や
京都に運ばれたらしい。
当時の女性たちの口紅や着物として喜ばれたのね。
シルクロードを通ってきたなんてロマンチックだし、エジプト原産
などと聞くとエキゾチックな雰囲気の花に見えたりするわね。
ちなみに、世界中で染料として紅花が生産されているのは
山形県だけみたい。
皆さん、コロナが終息したら、山形県に紅花を見に来てけらっしゃ~い。