9月9日(木)

今日は重陽の節句。
菊の花を盃に浮かべて酒を飲むと体に良いとか。
また、上田秋成の「雨月物語」には、この日親友と会う約束をした。
侍が遠方から来れない事態となり、死んで魂となって会いに来た
話が載っていたと記憶している。
たしか、「菊花の約」という題であった。
多感な少女時代に読んだから、友情の深さ、哀しさに感動した
ものだった。
山形県では、いよいよ「菊」のシーズン到来。
“もってのほか”という品種が有名だが、黄色い食用菊もありますよ。

ゆでる時、ふっとうした湯に盃1杯の酢を入れて、ちらした菊を
入れて、サッとゆでるのです。
この季節は、芋煮と菊、ぶどうが美味しいんですよ。
ところで、県の園芸研究所ではさまざまな研究を行っています。
さくらんぼを長く保存するには、どの位の温度が適切か?とか、
現在日本一のエダマメ産地なので、日本一の良食味を追求するとか、
野菜の葉裏の気孔を調べて、スマート農業確立につなげるとか、etc。

また、アーモンドの木も元気良く育っていましたよ。
ホラ、そろそろ落果が始まって、収穫のシーズンらしいの。
花も実も桃と似てるのよ。
桃に似た実の中の固い種の中身がアーモンドで~す。
温暖化だから、いろいろな可能性を研究してもらっています(^_^)。