第10回新型コロナ克服・創造山形県民会議

2021年8月27日、第10回となる
新型コロナ克服・創造山形県民会議が行われました。
これは、新型コロナウイルス感染症に関する様々な課題を克服し、
新たな地域社会を創り上げていくことを目的とし、
様々な分野から代表者が参加し意見交換を行うものです。

今回の会議では、県内の新型コロナ感染者の状況や
8月20日から始まった感染拡大防止集中期間、
ワクチンの接種・予約状況、自宅・宿泊療養者支援体制などについて
県から説明がありました。

感染拡大防止特別集中期間については8月25日から新たな取り組みとして、
人流抑制と施設利用に伴う感染拡大防止のために防災学習館や県立図書館など
県有施設の利用制限を実施。
県内のワクチン接種状況については、8月25日現在で65歳以上の方の1回目、
2回目接種済の割合がともに全国1位。
全世代の接種済み割合は、1回目接種済みが全国6位、2回目接種済みが
全国4位であることが報告されました。
また、県庁講堂で行っている大規模ワクチン接種事業について、
新たに妊婦の方を対象とした予約枠を60人追加することを発表。
自宅・宿泊療養者に関しては、保健所と地域の開業医や薬局が連携し、
支援体制を強化したことを説明しました。

吉村知事は以下のようにコメント。
「本県では7月下旬から感染の第5波に入っていて、
連日2桁の新規感染者が確認され、病床占有率は50%を超えるなど
医療崩壊が現実のものになるという強い危機感を持っています。
県としては、医療崩壊を防ぎ、県民の命と健康を守るため
8月20日から9月12日まで24日間を感染拡大防止期間として
県を上げて感染防止策に取り組んでいるところです。
ワクチン接種については、全国的に見て進んでいる状況にあります。
これも県民の皆様と医療従事者や関係者の皆様のご尽力の賜物と
心から感謝申し上げます。
今後は妊婦の方や子育て世代を含めた若い世代へのワクチン接種を
加速させることが重要ですので引き続き政府に対し十分な量のワクチン配分を
働きかけるとともにワクチン接種に関する正確かつ効果的な情報の発信を行い、
少しでも早く接種が進むよう取り組みを進めて参ります。」

その後、意見交換が行われ、県民会議は終了しました。