山形県新型コロナウイルス感染症に係る危機対策本部 本部員会議

2021年9月11日、県内で8月20日から実施されている感染拡大防止特別集中期間の
今後の取扱いについての本部員会議が行われました。
これは新型コロナの最新情報や県庁の各部局の対応等を共有することを
目的とした会議です。

今回は、感染拡大防止特別集中期間実施以降の新型コロナ発生状況について県が説明。
前週1週間との感染者数の比較では3週間連続で減少し、医療の逼迫具合は
改善されてきている状況ではあるものの、1日あたりの新規感染者数は
目標に掲げた1桁台に至っていないことから特別集中期間を9月15日まで
延長することが発表されました。

この期間延長に対して、医療専門家からは、県内だけでなく首都圏、近隣県も
感染者数が減少していることから当初の予定通り12日で
一旦終了してもよいのではないかとの意見が出る一方、
目標の1桁を達成していないことと新たな重症患者や経路不明感染者が
複数みられることから期間の延長に賛同する意見もありました。

その後、今後の感染拡大に向けた対策を県が発表。
感染者を早期に発見するために福祉施設、学校等での抗原検査キットの活用、
抗体カクテル療法の促進や酸素ステーションの準備に取り組んでいく予定です。

吉村知事は各部局に対して、
新規感染者数を減少させるために特別集中期間の取り組みについて
引き続き県民や事業者の方々へ周知すること、
自宅療養者を減少させるために宿泊療養施設を拡充すること、
若い世代のワクチン接種への理解が促進されるように市町村、関係団体が連携し
正しい知識を普及すること、の3点を指示し会議は終了しました。