「未来に伝える山形の宝」登録証交付式

2022年5月16日、「未来に伝える山形の宝」登録証交付式が行われました。
「未来に伝える山形の宝」登録制度は、平成25年度に創設されたもので、
文化財の保護を図るとともに郷土に対する誇りと愛着を育み、
地域活性化や新たな交流の拡大に繋げていくことを目的としています。
登録の対象になるのは、歴史・文化・自然などの共通するテーマで結びついた
複数の文化財により構成されていて、文化財の保存と地域の活用が
一体となった取り組みです。

今回、新たに登録された取り組みテーマは
「清流鮭川でつながる4つの神社と鮭川歌舞伎」と
「世界に誇る蔵王の樹氷と自然景観を未来へ」の2つです。
江戸時代から続く農村芸能文化である鮭川歌舞伎の継承、発信を行っている、
鮭川歌舞伎保存会と、蔵王連峰のオオシラビソ群生林再生の取り組みに
努めている、蔵王温泉観光協会に登録証が交付されました。

吉村知事は以下のようにコメントし、
登録証受領者の方々との懇談が行われ、終了しました。
「県では保存と活用の好循環により地域の宝である文化財を
確実に次世代へ継承することを全体理念として掲げ、
今年3月に山形県文化財保存活用大綱を策定しました。
今後も皆様連携しながら、文化財の保護・活用を通して、
人と人との交流を生み出し、地域活性化や観光振興に繋がるよう、
一層の充実を図って参ります。」