「樹氷復活県民会議」設立会議
2023年3月13日、「樹氷復活県民会議」設立会議が開催されました。
貴重な自然景観で、県民の宝ともいえる“樹氷”ですが、
昨今では様々な環境問題により、樹氷を形成する
オオシラビソ林(アオモリトドマツ) が枯損している状況です。
この県民会議は、そんな樹氷を復活させるために
オオシラビソ林の保全と再生に向けた取り組みや、
県民への普及啓発、企業・団体への参画呼びかけなど
あらゆる活動の実施を目指して発足されました。
冒頭の挨拶で吉村知事は以下のようにコメント。
「蔵王の樹氷は山形県の美を象徴するシンボルです。
そんな樹氷の存続が危ぶまれる危機的な状況になっています。
林野庁の取り組みを支えていくと共に、県民自らが自然環境の大切さを考え、
その保全に貢献する機運を醸成することを目的に、
本日、樹氷復活県民会議を設立したいと考えております。」
林野庁東北森林管理局では、令和3年5月に
「アオモリトドマツ再生会議(仮称)」が設立され、
オオシラビソ林再生に見受けた様々な調査や実証実験が行われています。
会議に参加した東北森林管理局の宮澤局長は、
「これまで私たちが得てきた知見をしっかり県民会議と共有して、
今後展開される県民会議の活動に最大限協力していきたい。」
と本会議の発足に向けて意気込みを語りました。
オール山形で、樹氷復活が実現していくことを
期待したいと思います。