地域で戦争記憶の継承活動を行う関係者との面会

2025年6月25日、
小さな小さな平和祈念館館長の下山礼子さん、九里学園高等学校
校長の九里廣志さんが県庁を訪れ、吉村知事と面談しました。

戦後80年

下山さんは、シベリア抑留を経験した叔父の故澤田精之助さんが
書き残した32メートルの絵巻物を見たことをきっかけに、平和の
尊さと命の大切さを後世に伝えるため、自宅のガレージを改装して
平和祈念館を開館した思いを語り、幼児からの平和教育をいつでも
誰でもできる公的施設を、移転後の県立博物館に置く考えを
吉村知事に伝えました。

戦後80年

九里さんは、戦争の歴史を学べる公的施設が県内にない現状にふれ、
戦争の記憶を自ら証言できる人がいなくなりつつある今、「継承の
最後のタイミング」であると語り、公的施設で戦争関連資料を自由
に見ることが出来るようにすべきと求めました。

戦後80年

吉村知事は、九里さんの言葉を受け「戦後80年の今年は戦争体験を
継承する最後のタイミングかもしれない」と話し、取組みを進める
うえで多くの人から意見を聞き、どう取り組むべきか考えたいと
述べました。