月別アーカイブ: 2010年10月

10月20日(水)

山形県の漬物は日本一美味しい。
その中でも、赤かぶ漬は都会の人に大変喜ばれる。
着色しているのではなく、天然の赤紫が美しい上にパリパリと食感が良いのです。
その赤かぶにも種類があるって知ってましたか?
私は「あつみかぶ」しか知りませんでした。
今日は在来野菜を研究している方から案内していただいて、「田川かぶ」と「藤沢かぶ」の生産現場を見せていただきました。
どちらも焼畑で作られていたました。焼畑はものすごく急な斜面にあり、大変な苦労をして在来野菜を守ってくださっている皆さんに頭が下がります。
山の中の澄んだ空気の中で赤かぶが育っていました。焼畑は1年しか使えないそうですが、そこで育ったかぶはびっくりするほど美味しいのです。
私は思わず畑の中で赤かぶをかじらせてもらいましたが、ジューシーで甘いことこの上なし!!
生のままサラダに入れても最高だと思う。
でもここでしか取れないから、全国、いえ県外にも出回っていないんです。
地域に来ていただいて、食べていただくしかない在来野菜が山形には200種類近くあるんですよ。
「田川かぶ」は丸くて「あつみかぶ」より平べったい感じ。
「藤沢かぶ」は少しカープした小さめの大根の感じ。
どちらも少量しか取れず、地元で漬物に加工されています。
美味しいもんが好きな人に食べてほしい一品です。
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10月10日(日)

2010年10月10日10時10分
いよいよつや姫が全国デビューを果たしました。
つや姫は山形県が10年以上の歳月をかけて開発した米です。
たまたま私が知事に就任してから名称を決定し、販売するという運びになりましたが、平成10年から沢山の県人が「コシヒカリを越える味と値段の米を作ろう」とプロジェクトを組んでようやく出来た米だと聞いています。
ひょっとすると、つや姫を売り出す為に私という女性知事が選ばれたかもしれない・・・・・と思うほど県民の期待が高いお米です。
粒が大きく色白で、つやつや輝いており、香りがあって、粘りもあって、食べた後に甘味が残ります。
ご飯嫌いの子がご飯好きになったという嬉しい知らせも届いているんですよ。
まずは県民の皆さんに食べていただいて、口コミで県外の知り合いに宣伝してほしい。
「山形の新しい米は日本一うまい」と。
作って喜ばれ、売って喜ばれ、食べて喜ばれる米「つや姫」。
つや姫を全国ブランドに確立することで、山形県の存在感を示し、県産品の販売をもけん引していきたい。
色々な意味でつや姫は希望の星なんです。
県民の皆さん、私と一緒にPRよろしくお願いします!
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10月2日(土)

「木を植えよう。私が長生きしているのは木を植えているからかもしれない。」
85歳にしてかくしゃくな岡田卓也氏からはこう挨拶された。
南陽市赤湯十部一山に県内外から400人が集合し、オオヤマザクラを植えました。秋晴れの下、気持の良い汗を流しました。
「絆の森という名前もいいね」と岡田氏にほめられました。
岡田氏はイオン環境財団の理事長をされていますが、世界中に木を植えておられます。
中国の万里の長城にも木を植えたそうです。
そういえば昔の万里の長城の写真には木は見えません。
現在の万里の長城の写真は緑の森の中にあり、驚きました。
本当に有難いことです。
私の叔父も生前7万本の杉を植えたそうです。
川村林業賞を受賞したので、「おんつあん、何したな?」と私が電話したら「俺は何もしてね」と答えました。
何もしないで受賞することはあり得ないと思って周囲の人に聞いたら、木を植えたということでした。
口数の少ない叔父が「山は宝だと御先祖様から教えられてきた」と言ってました。
日本人はまだまだ捨てたものではありません。
県民参加の「やまがた絆の森プロジェクト」が一層広がることを期待しております。
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