8月19日(土)

日本は女性活躍というにはまだまだの感がありますね。
この社会の人口は女性と男性が約半分ずつで構成されていることを考えれば、女性の力を十分に発揮しないのは社会の損失と思います。
そういったことを考えながら、私は数年前から「山未来塾」を開催しています。
会員は女性(現在20名位かな)で、私を含め、皆でさまざまな知識を吸収したり、議論したりしながら成長しようというもの。
今回は各地の少年鑑別所の所長などを歴任された紀恵理子氏を講師にお迎えしての開催でした。

心理学の専門家でもあり、少年の非行・犯罪防止の分野に長年従事されていた紀氏の講義内容は本当に貴重で有意義だったと思います。
時にはユーモアも混じえて、わかりやすく説明してくださいました。
特に印象に残ったのは、「非行や問題行動は、取り巻く環境との関係の中で生じる」、「非行の意味は一人ひとり異なる。だからこそ、心を理解することが重要」、「困った子は困っている子」などなど・・・。
自分が親の悪口を言っても、他人から親の悪口を言われたくない、彼らは学校が大好きであること・・・・。
彼らは大人をよく見ているし、親もつらいのでその苦労やつらさへの理解必要。本当に人間的な関係性が大事だし、地域の力はすごいので地域力の向上などなど。
最後には、女性管理職を積み重ねてきた経験から、女性活躍に関して、真のワークライフバランスを実現するには本人の自覚、協力、チーム力が鍵となることなど御教示いただいたところです。
明るく前向きでパワフルな紀氏の講演から沢山の勇気と活力をいただいた気がしました。
貴重なひとときを共有させていただき、心から感謝  !!