月別アーカイブ: 2010年8月

8月25日(水)

同日、戸沢村の最上川に沿った国道沿にある「殉難の碑」を訪れ、おまいりさせていただきました。
これは2人の若い教師(共に25歳)が生徒を助け、自らは殉職したという事実に基づいて建立されたものです。
1970年(昭和45年)4月24日、古口小学校柏沢分校の伊藤弘教諭と小関正芳教諭は、運動会練習のため児童8名を白糸分校に引率しての帰途、渡し船の転覆にあい、川に投げ出された子どもたちに手をつながせ、円陣を組ませるなど適切な指示を与えて、全員が救助されるのを見極め、自分たちは力尽きて、雪どけで増水した最上川に没し去ったということです。
救助にあたった人に「子どもたちを頼む」と必死に叫びながら先生たちの姿は消えていったそうです。
前途有望の青年教師の殉職をいたみ、現場近くに建立されたのがこの「殉難の碑」です。
お2人が生きていれば、まだ60代。
ご家族の方の悲しみはいかばかりかと思いますが、このような素晴らしい教師がいたということは、本県の教育界ばかりでなく、山形県民の誇りだと思います。
花を手向けながら、心から若い先生お二人の御冥福を祈りました。
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8月25日(水)

戸沢村の幻想の森に行ってきました。
樹齢1000年を超える巨木が沢山あって、神秘的な雰囲気をかもし出しています。
ウラ杉という種類の杉だそうで、最上地方のこの場所になぜこれだけの巨木が残っているのか謎だそうです。
不思議なことに、巨木の下には雪椿が群生していて、春にはピンク色の可れんな花が見られると聞いて、残雪の頃の幻想の森をまた訪れてみたくなりました。
山形県内にこんなすごい宝があったなんて驚きですよ。
理屈抜きで一見されたし!
樹齢1500年(推定)の大木もあり、神代杉とも呼ばれるのもうなずけます。
うっそうとした幻想の森にしばし身をゆだねていると、心もゆったりしてきて、人間社会のこまかしいことなんてどっか遠くへ行っちゃいそうだ・・・・。
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8月19日(木)

きびしい残暑が続いています。
県民の皆様、こまめに水分を取るなどして、健康には十分気を付けていただきたいと思います。
ところで、我が家の小さな庭に異変が!
なんと「こごみ」が芽を出しているのです。
2株も!!
「こごみ」は春に芽を出すものとばかり思っておりました。
夏にも芽を出すとは?
山の方にも異変はあるのでしょうか?
暑さのせいでしょうか・・・。
養母に「こごみ」のことを話したら、
「八ッハッハッ、桜も咲くべは」だって。
ノリの良い家族です、我が家は。
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8月16日(木)

アフィニス夏の音楽祭が明日から始まる。
今日はそのためのレセプションを開催。
国内はもとよりドイツやカナダ、米国から一流の演奏家が山形に集まった。
愛の武将隊(直江兼続、前田慶次、最上義光、姫甲冑、足軽の5人組)や山形舞妓もゲスト出演して、外国の方々にも喜ばれたと思う。
考えてみると、山形ってすごい。
山形交響楽団あり、モンテディオ山形あり、パイオニアレッドウィングスあり、山形舞妓や酒田舞妓、愛の武将隊まであるんです。
映画村もあるよ。国際ドキュメンタリー映画祭も。
その背景や土台となった山形の歴史や文化は、私たちが感じている以上に深みがあるものなんですね!!
次代をになう若者たちに誇りを持ってほしい気持で一杯です。

8月15日(水)

本日川西町フレンドリープラザにて故井上ひさし氏に県民栄誉賞を贈呈しました。井上氏は川西町出身の日本を代表する作家で、この日も戯曲「父と暮せば」のこまつ座公演、アフタートークなどがあり、ご遺族のご希望でその場で贈呈式と相なった次第です。
会場で公演を見せていただきましたが、お隣の女性がなんと井上氏の幼な馴染みだったんですヨ。
川西町駅前で幼少の頃、「遊びに遊んだ」とおっしゃっていました。
「どんな遊びをしたんですか?」と聞いたら、「かくれんぼ。よその敷地まで入っていってかくれんぼしたりネ。とにかく遊びまくった。あんなに偉くなるとは思わなかった」となつかしそうに話してくださいました。
井上ひさし氏の幼少時代が思い浮かんで、ほほえましい気持になりました。
大作家も小さい頃は、私たちと同じように、子ども同士で駆け回っていたんですネ。
「ひょっこりひょうたん島」や「吉里吉里人」など沢山の名作をのこしてくれた井上氏は本県の誇りです。
ユリ夫人がお礼の挨拶をしてくださいましたが、「晩年は川西で暮らしてもいいな」とおっしゃっていたそうです。
折しも今日はお盆です。井上ひさし先生はおそらく故郷の川西町へいらしていて、ファンの皆様の目前で行われた県民栄誉賞贈呈式をニコニコと見守ってくださっていたのではないでしょうか。

8月6日(木)

山形の夏といえば「花笠まつり」。
暑さも吹き飛ぶ一大イベントですネ。
今年は県庁から160人が参加しました。
もちろん私も浴衣姿で先頭に立ったんですよ。
私の横には屈強な県職員が豪快に踊り舞い、後には「愛の武将隊」が続きます。
直江兼続、前田慶次、最上義光などに紛したイケメンたち。
沿道のお客さんたちも大喜び。
中には飛び出してきて「宮崎から来ました」とか「広島から来たの。来年も来ます! 」と握手を求める人も。
九州から団体で来ている方々もいましたヨ。有難いネ。東京県人会の皆さんも楽しげに踊ってました。
県庁に来てくれた台湾の方、韓国の学生さんも参加。年々、踊りの輪が大きくなっている気がする。
私は「花笠にようこそ! 山形にようこそ! ありがとさま-」
と終始声を張り上げながら歩きました。
     山形の夏はアツイのだ!!
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8月1日(日)

とうとう8月。夏もたけなわですね。
この3週間ほど出張が多くて、けっこう出かけてきました。
たとえば、東京で大臣に酒田港の重点港湾選定を要望した後、和歌山県で開催された全国知事会に出席。
次の週は、東京の応援アドバイザー懇談会に出席した翌日、名古屋のインダストリアルセミナーを開催。その足で、香港へ向かい、トップセールスという具合。
私が留守にしている間にも、我が家のたった1本の「きゅうりくん」はどんどんおがり続けていました。
後援会用務で庄内へ行った際、ジョイで売れ残った1本の胡瓜苗を買ってきて、我が家の裏のスキマみたいな場所に植えたのでした。
その狭いスペースに茗荷や青ジソ、三つ葉、都忘れ、わさび、ウルイ、ギンボ、ミズ等が植えられ、ほとんど生存競争状態になっています。
植えたのはもちろん私ですが。
そこに植えられた「きゅうりくん」はなんと、ドンドン伸びて今や王様の如き風格が出てきました。花もいっぱい咲いています。
成長するのが楽しみで義母が水をかけてくれたり、収穫するのが面白いらしく、2日に1本の割合で、義父がきゅうりをもいできます。そして、我が家の朝の食卓にはもぎたてのきゅうりが !!
1本のきゅうりを3つに切って、更に縦に割って、一人2切れずつ味噌をつけていただきます。
みずみずしい胡瓜のなんと美味しいこと !!
ささやかだけど、ぜいたくな「おかず」だと思ってます(笑)
私の元気の秘訣は案外こんな所にあるかも。
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